• "梅田"(/)
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  1. 能代市議会 2005-06-01
    06月21日-05号


    取得元: 能代市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-19
    平成17年  6月 定例会平成十七年六月二十一日(火曜日)◯出席議員(二十六名)      一番     後藤 健君      二番     飯坂誠悦君      三番     信太和子君      四番     大倉富士男君      五番     菊地時子君      六番     小林秀彦君      七番     薩摩 博君      八番     安岡明雄君      九番     塚本民雄君      十番     斎藤宗一郎君     十一番     矢田部 昌君     十二番     梅田味伸君     十三番     畠 貞一郎君     十四番     伊藤洋文君     十五番     原田悦子君     十六番     平野龍市君     十七番     熊谷 健君     十八番     竹内 宏君     十九番     武田正廣君     二十番     工藤勇男君    二十一番     松谷福三君    二十二番     畠山一男君    二十三番     中田 満君    二十四番     柳谷 渉君    二十五番     今野清孝君    二十六番     渡辺芳勝君----------------------------------◯欠席議員 なし----------------------------------◯説明のため出席した者    市長       豊澤有兄君    助役       柴田 誠君    収入役      柴田昭雄君    監査委員     亀谷明治君    総務部長     鈴木一真君    企画部長     小野正博君    企画部主幹    小沼俊男君    福祉保健部長   佐々木俊治君    環境産業部長   児玉孝四郎君    都市整備部長    水道局長     大塚徳夫君    総務部次長    永井幹雄君    企画部次長    三杉祐造君    福祉保健部次長  大塚廣巳君    環境産業部次長  大塚照己君    都市整備部次長  佐々木 充君    財政課長     小松 敬君    総務課参事    米川紀夫君    教育長      神馬郁朗君    教育次長     平川賢悦君----------------------------------◯事務局職員出席者    事務局長     三澤弘文君    事務次長     佐藤英則君    議事係長     伊藤 勉君    主任       畠山 徹君    主任       平川健一君----------------------------------◯本日の会議に付した事件 日程第一 承認第四号専決処分の承認を求めることについて 日程第二 議案第五十四号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について能代市職員等の旅費に関する条例の一部改正について 日程第三 議案第五十五号秋田県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少について 日程第四 総務企画委員会に付託した請願陳情五件 日程第五 承認第八号専決処分の承認を求めることについて 日程第六 議案第五十六号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について 日程第七 議案第五十七号能代市招致外国青年の給料及び旅費に関する条例の一部改正について 日程第八 議案第六十三号平成十七年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算 日程第九 文教民生委員会に付託した請願一件 日程第一〇 環境産業委員会に付託した請願陳情五件 日程第一一 承認第三号専決処分の承認を求めることについて 日程第一二 承認第六号専決処分の承認を求めることについて 日程第一三 議案第五十九号市道路線の認定及び廃止について 日程第一四 議案第六十一号平成十七年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算 日程第一五 議案第六十二号平成十七年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算 日程第一六 承認第五号専決処分の承認を求めることについて 日程第一七 承認第七号専決処分の承認を求めることについて 日程第一八 議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算 日程第一九 議案第六十四号人権擁護委員の候補者の推薦について 日程第二〇 議会議案第十号住民本位地方財政の確立に関する意見書提出について 日程第二一 議会議案第十一号地方六団体改革案の早期実現に関する意見書提出について 日程第二二 議会議案第十二号地方議会制度の充実強化に関する意見書提出について 日程第二三 閉会中における常任委員会の所管事務の調査について 日程第二四 閉会中における議会運営委員会の所管事務の調査について----------------------------------              午前十一時一分 開議 ○議長(大倉富士男君) ただいまより能代市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席議員は二十六名であります。 本日の議事日程は日程表第十五号のとおり定めました。----------------------------------総務企画委員長報告 ○議長(大倉富士男君) 日程第一、承認第四号専決処分の承認を求めることについて、日程第二、議案第五十四号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について、日程第三、議案第五十五号秋田県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少について、日程第四、総務企画委員会に付託した請願陳情五件、整理番号第五十八号、第五十九号及び第六十号、継続審査中の整理番号第四十九号及び第五十一号、以上を議題といたします。総務企画委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務企画委員長 後藤 健君。     (総務企画委員長 後藤 健君 登壇)(拍手) ◆一番(後藤健君) ただいま議題となりました案件に対する総務企画委員会の審査の経過の概要、並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第四号専決処分の承認を求めることについて申し上げます。本件は地方税法の一部を改正する法律の施行に伴い、個人市民税関係では、平成十八年度から段階的に六十五歳以上の者に対する非課税措置の廃止などを、また、固定資産税関係では、被災住宅用地に係る課税の特例措置の追加等について、条例改正の専決処分をしたものであります。 審査の過程において、六十五歳以上の者で前年の所得額が百二十五万円以下の者に対する個人市民税非課税措置が段階的に廃止されることにより、どのような影響が出るのか、との質疑があり、当局から、十七年度賦課のデータをもとに試算した場合、対象者が約千九百人で、市民税課税額は十八年度が約八百万円、十九年度が約千六百万円、二十年度が約二千四百万円ふえる見込みである、との答弁があったのであります。 また、六十五歳以上の国民年金受給者に与える影響について触れられ、当局から、六十五歳以上の夫婦世帯で見た場合、本市においては、収入額が均等割で百九十三万六千円まで、所得割で二百二十五万円まで非課税となるので、大幅な影響はないと考える、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十四号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更についてでありますが、本案は、秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の中に廃置分合する団体が生じたこと等により、当該団体の脱退及び加入並びに組合規約の一部変更に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法第二百九十条の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十五号秋田県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少についてでありますが、本案は、秋田県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の中に廃置分合する団体が生じたため、当該団体の脱退及び加入に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法第二百九十条の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願陳情について申し上げます。 初めに、整理番号第五十八号地方の公務員賃金大幅引き下げに反対し、地域経済の活性化を求める意見書提出についての請願は、「地域給・給与制度見直し」については現在国において検討中であり、調査する必要があることから継続審査に付すべきである、との少数意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、願意を妥当と認め採択すべきである、との意見と、民間の給与水準が下降し、雇用環境が厳しい状況の中にあって、地方公務員の給与水準だけが維持されるとすれば、地域住民の理解を得ることは難しいと考えることから、不採択とすべきである、との意見があり、採決の結果、採択、不採択が同数となりましたので、委員長において不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第五十九号定率減税の縮小・廃止の中止を求める意見書提出についての請願は、請願理由の根拠に一部不確かなところがあり、確認を要すると考えることから継続審査に付すべきである、との一部意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、社会保障費の増加が避けられない状況にあって、財源を確保するための一手段として定率減税を縮小することはやむを得ないと考えることから不採択とすべきである、との一部意見がありましたが、願意を妥当と認め、多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第六十号「骨太方針二〇〇五」において住民本位の地方財政の確立に関する意見書提出についての陳情は、陳情項目が七項目に分かれております。このうち、一の・の「地方交付税財源保障機能財源調整機能をあわせ持つものと堅持し、地方財政を拡充すること」のア、イ、ウ及び一の・の「地方分権の理念に沿った国庫補助負担金改革を実施すること。生活保護費など単なる補助率の削減をしないこと。」については、願意を妥当と認め採択すべきものと決定いたしました。一の・の「三兆円の税源移譲を確実に実施すること。その際、低所得者の増税にならないようにすること。」については、義務教育費の削減を伴う形での税源移譲は、義務教育に対する国の責任放棄につながることから不採択とすべきである、との少数意見があったのでありますが、願意を妥当と認め多数をもって採択すべきものと決定いたしました。二の「公務員の給与構造の見直しによる地域給を導入して、公務員給与を削減することについては、地域経済に深刻な影響を及ぼし、地方の切り捨てとなり、また、地方交付税の削減にもつながるものであり実施しないこと。」については、いま少し国の動向を見る必要があることから、継続審査に付すべきである、との少数意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、願意を妥当と認め採択すべきである、との意見と、民間の給与水準が下降し、雇用環境が厳しい状況の中にあって、地方公務員の給与水準だけが維持されるとすれば、地域住民の理解を得ることは難しいと考えることから、不採択とすべきである、との意見があり、採決の結果、採択、不採択が同数となりましたので、委員長において不採択とすべきものと決定いたしました。 次に継続審査中の陳情について申し上げます。 初めに、整理番号第四十九号市場化テストの反対を求める意見書提出についての陳情は、行政のスリム化が求められ、民間でできるものは民間でという流れに逆行すると考えられることから、不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第五十一号確実な税源移譲、交付税の拡充による自治体財政の確立と市場化テスト及び給与見直し反対を求める意見書提出についての陳情のうち、一の「三位一体の税財政改革に当たっては、今後とも地方交付税財源保障機能財源調整機能をあわせて持つものとして堅持し、地方財政を拡充すること」については、願意を妥当と認め採択すべきものと決定いたしました。二の「全国どこでも国民の権利として、公正、中立、安定、継続性ある公務・公共サービスが受けられるよう、営利を目的とする団体に公共業務をゆだねる市場化テストを実施しないこと」については、行政のスリム化が求められ、民間でできるものは民間でという流れに逆行すると考えられることから、不採択とすべきものと決定いたしました。 なお、採択すべきとした陳情のうち、整理番号第五十一号中一項、第六十号中一項の・及び・に関し、意見書提出の議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いします。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。五番菊地時子さん。 ◆五番(菊地時子君) 請願整理番号第五十八号地方の公務員賃金大幅引き下げに反対し、地域経済の活性化を求める意見書提出について、及び陳情整理番号第六十号「骨太方針二〇〇五」において住民本位の地方財政の確立に関する意見書提出について、採択の立場で討論いたします。今、地域経済は依然として深刻な事態にあります。政府の進める地方財政改革は、およそ地方分権とは無縁の地域格差を拡大するものです。地方交付税の削減や社会保障の見直しはますます国民の負担を重くし、さまざまな分野で暮らしや地域が成り立たなくなる状況をつくり出しています。 本請願陳情は、公務員の給与構造の見直しによる地域給を導入し、公務員給与を削減することは一層の地域間格差を拡大し、地域経済に深刻な影響を及ぼし公共サービスの低下を招くことにもなることから実施しないよう求めていることであり、願意は妥当と思われます。 よって、整理番号第五十八号及び第六十号中の二についても採択すべきものと考えます。 ○議長(大倉富士男君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま委員長報告請願整理番号第五十八号及び第五十九号、陳情整理番号第六十号について、御異議がありますので、順次採決いたします。 まず、請願整理番号第五十八号地方の公務員賃金大幅引き下げに反対し、地域経済の活性化を求める意見書提出について、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願整理番号第五十九号、定率減税の縮小・廃止の中止を求める意見書提出について、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情整理番号第六十号「骨太方針二〇〇五」において住民本位の地方財政の確立に関する意見書提出についてのうち、項目一の②「三兆円の税源移譲を確実に実施すること。その際、低所得者の増税にならないようにすること」について、起立により採決いたします。本項目に対する委員長の報告は、採択であります。本項目は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本項目は委員長報告のとおり決しました。 次に、同陳情のうち、項目二の「公務員の給与見直しによる地域給を導入して公務員給与を削減することについては、地域経済に深刻な影響を及ぼし、地方の切り捨てとなり、また、地方交付税の削減にもつながるものであり実施しないこと」について、起立により採決いたします。本項目に対する委員長の報告は、不採択であります。本項目は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本項目は委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。----------------------------------文教民生員長報告 ○議長(大倉富士男君) 日程第五、承認第八号専決処分の承認を求めることについて、日程第六、議案第五十六号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について、日程第七、議案第五十七号能代市招致外国青年の給料及び旅費に関する条例の一部改正について、日程第八、議案第六十三号平成十七年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算、日程第九、文教民生委員会に付託した請願一件、整理番号第六十一号、以上を議題といたします。文教民生委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。文教民生委員長 安岡明雄君。     (文教民生委員長 安岡明雄君 登壇)(拍手) ◆八番(安岡明雄君) ただいま議題となりました案件に対する文教民生委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第八号専決処分の承認を求めることについて申し上げます。本件は、平成十七年度能代市老人保健医療特別会計補正予算の専決でありまして、平成十六年度会計において医療費が確定したものの、国の医療費負担金等が概算払いとなっているため決算見込みにおいて歳入不足を生じたことから、不足分を繰上充用するため専決処分したものであります。条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ三千十二万六千円を追加するもので、この主な内容は、歳入では支払基金交付金国庫負担金の追加で、歳出では前年度繰上充用金の計上であります。 審査の過程において、老人保健医療の医療費の動向について触れられ、当局から、平成十四年の制度改正により十九年度までの五年間は老人保健医療の対象者は七十歳から七十五歳に引き上げられたことにより減少する。これに伴い総医療費も減少しているが一人当たり医療費は若干増加している、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十六号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は、国民健康保険税基礎課税額に係る税率等を改正しようとするものであります。 審査の過程において、税率改正の算定について質疑があり、当局から、賦課割合は応能割五割、応益割五割を基準としているが、今改正案は応能割を若干高くして低所得者層へ配慮している。国から指導されている保険給付費の三%分を予備費へ計上するのが精いっぱいで、基金への積み立ては見込めない上げ幅である、との答弁があったのであります。 また、国保財政が悪化した要因をどのようにとらえているか、との質疑があり、当局から、十一年度から十六年度にかけてリストラや倒産などにより被保険者が二千八百九十三人も増加し、医療給付費は六億六千万円ほどふえている。一人当たりの医療費はほぼ横ばいで推移しているものの、被保険者の所得が落ち込んでいることから一人当たり課税額が低下し、被保険者がふえても税収は横ばいという収支のバランスが崩れたことが要因と考えている。十六年中の所得が非常に落ち込んでおり、決算見込みと比較して農業所得では四八・二%、平均して六・七%減という状況にあり、当初予算の調定額より八千万円ほど減額が見込まれる、との答弁があったのであります。 また、国保会計の運営上から税率を改正する適宜な時期があったのではないか、との質疑があり、当局から、十七年度で財政は非常に厳しい状況になることは収支試算からある程度想定していたが、地域経済が低迷している中で財政調整基金があるうちに改正すべきではないとの判断から、十五、十六年度は改正を見送った。基金残高や十六年度決算、所得状況等を見きわめ、単年度の収支改善を図ったものである、との答弁があったのであります。 また、一般会計から繰り入れする考えはないか、との質疑があり、当局から、市税で不足分を補てんすることは社会保険加入者にとって不平等であり、市の財政を圧迫することにもなる。税率を改正しても県内他市と比較して著しく高額ではないことなどから、現段階では一般会計からの繰り入れは困難である、との答弁があったのであります。 また、滞納世帯の状況や収納率等についてどのように考えているか、との質疑があり、当局から、十五年度決算において滞納額は二億九千五百二十三万三千円、滞納世帯は千五百四十八世帯である。そのうち九百六十九世帯が医療機関で受診しており、滞納世帯にかかる医療費は五億七千八百二十二万九千円となっている。景気の低迷等により十六年度決算見込みでは滞納額は増加し、三億一千三百万円程度となる。一般被保険者の現年課税分の収納率は十五年度で九二・三五%、十六年度では九二・五%と若干向上し、普通調整交付金ペナルティーラインはクリアしているが、税率の引き上げによって収納率は厳しくなるものと認識している。これまでも総合的に進めてきた滞納対策を強化し、本当に払えなくて困っている人と担税力がありながら払わない人の区別をはっきりし、関係課とも連携を図り、きめ細かな対策に鋭意取り組んでまいりたい。また、健康講座の開催や病気に対する予防の啓発などに取り組んでいるほか、国に対して医療保険の一本化や国保に対する国庫負担の充実強化等について要望しており、今後とも健全な事業の運営に努めてまいりたい、との答弁があったのであります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。 国保会計の運営は基金も底をつき厳しい状況にあることは理解するが、景気が低迷している中、被保険者の多くは低所得者層であり、税率を引き上げるとしても応能割を上げるとか一般会計からの繰り入れも視野に入れながら最小限に抑えるべきである。現時点での引き上げは大変な負担が強いられるものであり、本年度は据え置くべきと考えることから、本案は認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十七号能代市招致外国青年の給料及び旅費に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、招致外国青年の帰国旅費の取り扱いを明確にしようとするものであります。 審査の過程において、赴任する際の旅費の取り扱いについて質疑があり、当局から、新規招致者渡航費用負担として自治体国際化協会に負担金を納めている、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十三号平成十七年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算は、条文において、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一億六千百三十一万三千円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では国民健康保険税、療養給付費等交付金、前年度繰越金の追加で、歳出では老人保健拠出金、予備費の追加であります。 審査の過程において、保険証のカード化について触れられ、当局から、現在の保険証は世帯ごとに一枚となっているが、一人一枚とし、十月から全県一斉に実施するものである、との答弁があったのであります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。 本予算は、国保税率の引き上げに伴う予算が組み込まれており認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、本予算は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願について申し上げます。 整理番号第六十一号社会保障制度の抜本改革を求める意見書提出についての請願は、国の動向等も見きわめ、なお精査すべきと考えることから継続審査に付すべきである、との一部意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、年金制度は抜本改革が必要であり、願意を妥当と認め採択すべきである、との少数意見がありましたが、本請願は余りにも範囲が広く、願意が明確でないと考えることから、多数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の議案第五十六号、議案第六十三号及び請願整理番号第六十一号について、御異議がありますので順次採決いたします。 まず、議案第五十六号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について、起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第六十三号平成十七年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算について、起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願整理番号第六十一号社会保障制度の抜本改革を求める意見書提出について、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は、不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。---------------------------------- △環境産業委員長報告 ○議長(大倉富士男君) 日程第一〇、環境産業委員会に付託した請願陳情五件、整理番号第六十二号及び第六十三号、継続審査中の整理番号第三十四号、第三十五号及び第三十六号、以上を議題といたします。環境産業委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。環境産業委員長 薩摩 博君。     (環境産業委員長 薩摩 博君 登壇)(拍手) ◆七番(薩摩博君) ただいま議題となりました請願陳情に対する環境産業委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、整理番号第六十二号国土調査事業における県内業者育成についての陳情は、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第六十三号パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備を求める意見書提出についての請願は、要請の趣旨は理解できるが、現行法上で取り組むとすればさまざまな問題点が出てくると思われるので、不採択とすべきとの少数意見がありましたが、願意を妥当と認め、多数をもって採択すべきものと決定いたしました。 次に、継続審査中の陳情について申し上げます。 整理番号第三十四号能代市扇渕地区への大規模複合商業施設誘致についての陳情、整理番号第三十五号能代市鰄渕・扇田地区への大規模複合商業施設誘致に向けて、農業振興地域の指定除外を初めとした早期開業についての陳情及び整理番号第三十六号郊外型大型店出店反対についての陳情は関連性があることから、一括して審査したのでありますが、まず、整理番号第三十四号の陳情は、能代市のまちづくりのさまざまな計画との整合性について、まだ調査する必要があることから継続審査に付すべきである、との一部意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、願意を妥当と認め採択すべきである、との意見と、郊外型大型店の出店は、少子高齢化と経済低成長が続くと予想される現在、新たに大型店がふえることは中心部のまちづくりに対して大きな影響を与えることから、不採択とすべきである、との意見があり、採決の結果、採択、不採択が同数となりましたので、委員長において採択すべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第三十五号の陳情は、能代市のまちづくりのさまざまな計画との整合性について、まだ調査する必要があることから継続審査に付すべきである、との一部意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、本件について採決したところ、郊外型大型店の出店は、少子高齢化と経済低成長が続くと予想される現在、新たに大型店がふえることは中心部のまちづくりに対して大きな影響を与える。また、この陳情の提出者は地権者であり、経済行為を伴い公共性を反映した陳情と言い難い面がある、とのことから、不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、整理番号第三十六号の陳情は、能代市のまちづくりのさまざまな計画との整合性について、まだ調査する必要があることから継続審査に付すべきである、との一部意見と、今定例会で結論を出すべきである、との意見がありましたので、継続審査とすることについて採決したところ、賛成少数で否決されたのであります。次に、採択、不採択について採決したところ、願意を妥当と認め採択すべきである、との意見と、中心市街地活性化の取り組みは必要と考えるが、この郊外型大型店の出店と中心市街地の活性化は別の問題と考えるべきであり、不採択とすべきである、との意見があり、採決の結果、採択、不採択が同数となりましたので、委員長において不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告請願整理番号第六十三号、継続審査中の陳情整理番号第三十四号、第三十五号及び第三十六号について、御異議がありますので、順次採決いたします。 まず、請願整理番号第六十三号パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備を求める意見書提出について、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、継続審査中の陳情整理番号第三十四号能代市扇渕地区への大規模複合商業施設誘致について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、継続審査中の陳情整理番号第三十五号能代市鰄渕・扇田地区への大規模複合商業施設誘致に向けて、農業振興地域の指定除外を初めとした早期開業について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立全員であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 次に、継続審査中の陳情整理番号第三十六号郊外型大型店出店反対について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は委員長報告のとおり決しました。---------------------------------- △建設委員長報告 ○議長(大倉富士男君) 日程第一一、承認第三号専決処分の承認を求めることについて、日程第一二、承認第六号専決処分の承認を求めることについて、日程第一三、議案第五十九号市道路線の認定及び廃止について、日程第一四、議案第六十一号平成十七年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算、日程第一五、議案第六十二号平成十七年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算、以上を議題といたします。建設委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。建設委員長 平野龍市君。     (建設委員長 平野龍市君 登壇)(拍手) ◆十六番(平野龍市君) ただいま議題となりました案件に対する建設委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第三号専決処分の承認を求めることについて申し上げます。本件は、平成十六年度能代市下水道事業特別会計補正予算の専決でありまして、繰越明許費の工事二件について平成十六年度での前払い金を見込み、それを除いて繰越額を設定していたのでありますが、年度内の入札ができなくなったため、繰越額に不足額が生じ、繰越明許費の補正について緊急に専決処分したものであります。条文において繰越明許費の変更は第一表繰越明許費補正によると定めており、第一表において繰越額に二千万円を追加し、補正後の総額を一億三千六百万円としております。 審査の過程において、年度内の入札ができなくなった理由について触れられ、当局から、下水道長崎分区の二件の工事の入札を三月二十五日に予定していたが、指名対象としていた土木業者すべてに不誠実な行為があったということで三月二十五日から二カ月間の指名停止処分があり、入札が不可能となったため延期したものである。なお、この工事については四月十三日に改めて入札が行われ、九月三十日までを工期として施行中である、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、承認第六号専決処分の承認を求めることについてでありますが、本件も、平成十六年度能代市下水道事業特別会計補正予算の専決でありまして、工事一件について平成十六年度内の完成が見込めなくなったため、繰越明許費の補正について緊急に専決処分したものであります。 条文において繰越明許費の変更は第一表繰越明許費補正によると定めており、第一表において繰越額に六千百七十万円を追加し、補正後の総額を一億九千七百七十万円としております。 審査の過程において、年度内に完成できなくなった理由について触れられ、当局から、降雪及び長崎団地内の下水道工事において支障となっていた水道管の移設がずれ込んだことにより工事の工程管理に影響があり、年度内の竣工となるよう努力したが、結果として工期を変更して繰り越さざるを得なくなったものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十九号市道路線の認定及び廃止についてでありますが、本案は、開発行為や寄附及び県道の移管により、新たに六路線を認定するとともに、一路線を廃止しようとするものであります。 審査の過程において、市全体の認定路線数と年間の認定路線数はどれぐらいあるのか、との質疑があり、当局から、認定路線数は平成十七年四月一日現在で千百四十路線、五百五十六・五キロメートルであったが、今回の認定により、千百四十五路線、総延長五百五十八・四キロメートルとなる。また、年間の認定路線数は平成十五年度が五件、十六年度が十二件、本年度が五件である、との答弁があったのであります。 また、市道の舗装状況について触れられ、当局から、現在の舗装率は六八・八%で、生活に密着した道路はほとんどが舗装されているが、幅員が二メートルとか三メートルの未舗装の市道が相当数ある、との答弁があったのでありますが、まだまだ十分な舗装率とは言えない実情であり、内部管理的な実質舗装率というような目標を持って施策を展開したらどうか、とただしたのに対し、当局から、実質舗装率といった分類をしたデータはないが、道路整備や維持管理上の参考になると思われるので、検討させていただきたい、との答弁があったのであります。 また、市道の認定基準について触れられ、当局から、市道として認定する道路は、原則として道路の幅員が四メートル以上、開発行為の場合は六メートル以上で、主として一般の交通の用に供せられる道路としている。そのほか、生活道路として不特定多数の方が利用する道路のうち、行きどまりの場合は回転場所が設けられている道路、あるいはすれ違いのための安全な待避所が設置されている道路などの基準を満たせば市道路線として認定している、との答弁があったのであります。 また、県道仙ノ台桧山線の供用開始に伴って市に移管された道路の除雪について質疑があり、当局から、市道の除雪は路線数も多く、県道のようにはいかないが、おおむね午前七時ころまでには終わるよう業者にお願いしており、通勤・通学に支障が出ないよう対応していきたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十一号平成十七年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれぞれ九十八万円を追加し、予算の総額を一億二千六百六十八万八千円と定めております。この内容は、歳入では使用料及び手数料の追加で、歳出では予備費の追加であります。 審査の過程において、当局から、鶴形簡易水道の地方公営企業法の適用について説明があったのでありますが、これに対し、平成十八年度に企業会計として一本化した際に料金改定も実施するのか、との質疑があり、当局から、会計システムは変わるが、料金改定は考えていない、との答弁があったのであります。 また、使用料の統一時期について触れられ、当局から、使用料は適正な原価に見合った形で設定しているが、上水道と同じであれば不公平感はなくなると考えている。簡易水道は給水区域も給水人口も将来的に拡大する要素がなく、事業運営に支障を来す状況も予想されるので、現段階では一定の年数を区切って料金を統一することは考えていないが、地方公営企業法の適用はその第一段階と考えていただきたい、との答弁があったのであります。 また、合併に伴う二ツ井町との水道料金の調整について質疑があり、当局から、現在二ツ井町では公営の簡易水道が二カ所あり、さらに今後簡易水道の整備事業を進めるようであるが、計画の全容を承知していないので、この後合併協議の中で検討してまいりたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十二号平成十七年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ二十七万三千円を追加し、予算の総額を千八百七十一万八千円と定めております。この内容は、歳入では受益者分担金、使用料、一般会計繰入金の追加で、歳出では汚水取付管新設工事費の追加であります。 審査の過程において、受益者分担金と一般会計からの繰入額について質疑があり、当局から、分担金は、一受益者当たり四十万円で、それを五年間に分割して納めていただいている。一般会計からの繰入金は、歳入不足額を繰入金としていただいている、との答弁があったのであります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の各案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。 この際休憩いたします。午後一時会議を再開いたします。              午後〇時休憩----------------------------------              午後一時三分 開議 ○議長(大倉富士男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 暫時休憩いたします。              午後一時三分 休憩----------------------------------              午後一時三十五分 開議 △各委員長報告 ○議長(大倉富士男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第一六、承認第五号専決処分の承認を求めることについて、日程第一七、承認第七号専決処分の承認を求めることについて、日程第一八、議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算、以上を議題といたします。各委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務企画委員長 後藤 健君。     (総務企画委員長 後藤 健君 登壇)(拍手) ◆一番(後藤健君) ただいま議題となりました承認第五号専決処分の承認を求めることについて、承認第七号専決処分の承認を求めることについて、及び議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算中、総務企画委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要、並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第五号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。 本件は、平成十六年度能代市一般会計補正予算の専決でありまして、まず、条文第一条では、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ一億三千二百七十四万九千円を減額し、予算の総額を二百十億二百六万七千円と定めております。第二条では、繰越明許費の変更について、第三条では、地方債の追加及び変更について定めております。 次に歳入でありますが、十款地方交付税は七千二百十七万一千円の追加で、特別交付税の追加であります。十四款国庫支出金は四千五百二十七万九千円の追加で、浅内小学校校舎・屋内体育館建設事業費の負担金と補助金の追加であり、十八款繰入金は三億三千九百九十九万九千円の減額で財政調整基金繰入金及び福祉基金繰入金の減額であります。二十一款市債は八千九百八十万円の追加で、電算システム統合事業債、養護老人ホーム移転改築事業債、交通安全施設等整備事業債の追加のほか、浅内小学校校舎・屋内体育館建設事業債、高齢者住宅整備資金貸付事業債の減額が主なものであります。 審査の結果、条文及び歳入はいずれも承認すべきものと決定いたしました。 次に、承認第七号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。 本件は、融雪により被害を受けた林業施設について、緊急に復旧を要するため、平成十七年度能代市一般会計補正予算を専決したものであります。条文第一条では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ千五百四十七万一千円を追加し、予算の総額を百七十六億六千三百二十三万四千円と定めております。次に歳入でありますが、十八款繰入金千五百四十七万一千円の追加は財政調整基金繰入金の追加であります。 審査の過程において、今回の災害復旧において財政調整基金繰入金を財源としていることについて触れられ、当局から、融雪災害は、降雨災害に準じた取り扱いとなっており、一日二十センチメートル以上解けるような状態でないと補助要件に該当しないため、今回は補助災害として採択にならず、その財源として財政調整基金繰入金を充てたものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入はいずれも承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算の関係部分について申し上げます。 まず、条文でありますが、第一条では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ七億七千七百四十万円を追加し、予算の総額を百八十四億四千六十三万四千円と定めております。第二条では、地方債の追加及び変更について定めております。 次に歳入でありますが、十款地方交付税二億五千四百二十万八千円の追加は、特別交付税の追加であります。十二款分担金及び負担金九百六十六万九千円の減額は保育所入所負担金の減額で、十三款使用料及び手数料百十九万円の減額はへき地保育所保育料の減額であります。十四款国庫支出金は百八十一万二千円の追加で、地方道路整備臨時交付金の追加が主なものであります。十五款県支出金は四千二百八十九万八千円の追加で、国民健康保険保険基盤安定負担金、すこやか子育て支援事業費補助金の追加等が主なものであります。十六款財産収入二億三百三十二万円の追加は、能代山本ふるさと市町村圏基金出資金返戻金の追加で、十七款寄附金二百六十一万円の追加は、財団法人井坂奨学会からの寄附金が主なものであります。十八款繰入金七千二百二十一万三千円の追加は財政調整基金繰入金であります。二十款諸収入五千八百十九万八千円の追加は、電算システム統合事業費二ツ井町負担金、財団法人日本宝くじ協会助成金が主なものであります。二十一款市債は一億五千三百万円の追加で、電算システム統合事業債の追加及び防雪柵設置事業債の減額であります。 審査の過程において、電算システム統合事業のため能代山本ふるさと市町村圏基金から、このたび新たに二億三百三十二万円を取り崩すとなれば、基金はいくら残るのか、との質疑があり、当局から、十六年度末基金残高は二億三千五百八万四千円で、今回の補正額を差し引くと残額は三千百七十六万四千円になる、との答弁があったのであります。 次に、歳出について申し上げます。歳出二款総務費六億七千八百一万八千円の追加は、電算システム統合事業費の追加が主なものであります。 審査の過程において、二ツ井町との合併に係る電算システム統合事業費六億六千二百五十二万六千円の負担割合は人口割とのことだが、七市町村のときは人口割五割、均等割五割という負担であった。今回人口割だけにした背景には二ツ井町に対する配慮というものがあったのか、との質疑があり、当局から、合併は一つひとつの協議を重ね、お互いが納得する形になるよう心がけなければならないと考える。またその協議全体が両住民からどう受けとめられるのかが重要なところであり、新市になったときに両住民が融合して一体性を持てるようにすることが今の目標であると考える。その前段としてこれまでの合併に至る経緯を考えなければならないこともまた事実である。今回の負担割合を決めるに当たっては、心の底にそうしたことも持ちながらお互い忌憚のない話し合いをした結果、人口割とすることが新市の住民の理解が得られると判断したものである、との答弁があったのであります。 また、昨年七市町村で取得した住民情報システムサーバ等一式のうち、六町村分を買い取るということだが、購入の金額と時期についてはどのように考えているのか、との質疑があり、当局から、購入額は昨年各町村が取得した額と同額を見ており、二千万円を超えることから財産取得の議決を経て取得することとなる、との答弁があったのであります。 また、七市町村の人口約九万七千人を対象として購入した機器等を六万五千人で使うことになるが、高くつくことにはならないのか、との質疑があり、当局から、新市のハードウエア・ソフトウエアは人口五万人以上の市に対応した機器等で、電算システムの選択に当たっては、人口の多少よりも、そのシステムにどういった処理をさせるかが重要であり、市レベルになると事務の範囲が大体一定していることから同じシステムの機器等を使うことになるので、過大なシステムを購入するものではない、との答弁があったのであります。 また、今後の電算システム統合事業の作業スケジュールについて触れられ、当局から、統合システム作業は、各課と具体的な業務要件を打ち合わせしながら、九月末までに概要設計、詳細設計を進め、十月から十二月までに修正・カスタマイズを終える予定としており、来年一月から二月末までの予定で統合試験を実施し、三月からは新システムを稼働して、現システムと並行稼働して合併時に新システムに切り替えられるよう進めたいと考えている。その中で、データ移行作業については、十月までに能代市、二ツ井町の各データを新システムに合わせてデータ移行し、十二月までにデータ統合及び検証を進めたいと考えている。また、内部情報システムについては、財務会計、人事給与等の四システムの統合を図ることにしており、七月から、順次プロポーザルで業者選定し、その後詳細作業に入って一月以降に予定している職員研修等も含め、合併時に支障のないよう準備作業を進めたい。ネットワークシステムについては、庁舎内のLAN工事及びそれに伴う電源工事が主な作業だが、七月中にプロポーザルで業者選定し、その後順次詳細作業に入っていきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、電算システム統合事業に係る契約方法について質疑があり、当局から、住民情報システムについては昨年購入した機器等を使うことになるのでその購入業者と随意契約し、内部情報システムとネットワークシステムについてはプロポーザル方式で、現在能代市及び二ツ井町のシステム構築業者のほか県内業者を選定して、決定したいと考えている。機器類の購入、電気工事等は入札により行いたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、長期間随意契約が続くコンピュータシステムの保守料が一般的に高いという指摘があるが、保守料の妥当性についても今後検討していく必要があるのではないか、との質疑があり、当局から、地方自治法の改正により第三者に価格等の妥当性などを総合評価する方式の導入が可能となったが、費用対効果の面や能代市の実態等を考慮して、現在は国で実施しているプロポーザル的な手法により期間と経費をかけない形で、かつ、できるだけ公正な入札及び契約を行っている。長期的にもコスト縮減が図られるような方法については今後研究したい、との答弁があったのであります。 また、合併に伴い住民基本台帳カードや印鑑証明は変更することになるのか、との質疑があり、原則として変更を要するが、従前のカード等の有効性については確認する。行政に係る変更は基本的に無料となっており、合併期日をはさんで新たに住民票等の再交付が必要になる場合などの対応については今後検討するが、合併により支障を来さないようにしたい、との答弁があったのであります。 またこれに関連し、システム統合に当たって今後詰めなければならない課題は拾い上げているのか、との質疑があり、当局から、各専門部会で具体的な打合せを行い課題を詰めることとしている、との答弁があったのであります。 また、地域集会所修繕費補助金の増額理由について触れられ、当局から、地域集会所修繕費補助金の制度は今年度の新規事業の一つで、昨年全自治会にアンケートをとった時点で五自治会から要望があり当初予算で対応したが、その後に四自治会から追加要望があったことから補正しようとするもので、今後さらに追加要望があった場合には財源等も考慮しながら対応したいと考えている、との答弁があったのであります。 また、最近仕事上のストレスなどにより長期休暇等の事例があると聞いているが、職員の健康管理についてどのような対策をとっているのか、との質疑があり、当局から、職員個々の仕事量、悩み、体調などを日ごろから管理するように努めており、先月も報告・連絡・相談の徹底、職場内のコミュニケーションに配慮することなどについて所属長に対し文書で通知するとともに、時間外命令を受けないで残業しているケースも見受けられることから、宿直員が庁内を巡回する際に、在庁職員の把握をし、翌月所属長に報告することとした。また産業医にも健康管理について相談し、職員の健康相談についてこれまでの電話での対応を、二カ月に一度相談日を設けて市役所で面接できるように改めた。そのほかメンタルヘルスの講習会などを盛り込んだ衛生管理計画を職員に周知している。人員配置については、四月の定期異動で残業の多い部署については増員したが、合併事務局に職員を派遣したこともあって今回臨時職員雇用のための賃金を追加し、職員の負担軽減を図りたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、管理職は部下の勤務状態を見守り、接客などで困っているときはみずから応対すべきであると考えるが、どのように考えるか、との質疑があり、当局から、部下が接客などで困っているときに上司は速やかに対応すべきであると考えており、職員の健康管理に配慮しながら適正な労務管理に努めてまいりたい、との答弁があったのであります。 次に、九款消防費三百五十八万九千円の減額は、能代地区消防一部事務組合負担金の減額が主なものであります。 審査の過程において、途中退職者が出たことによる負担金の減額であるが、欠員補充に対してどのような対応をとっているのか、との質疑があり、当局から、年一回の採用で年度途中の欠員補充に即応できる状態にはないが、業務に支障を来さないよう協力体制はとっている。今後採用のあり方についても検討してまいりたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入、歳出二款総務費、九款消防費はいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) 次に、文教民生委員長 安岡明雄君。     (文教民生委員長 安岡明雄君 登壇)(拍手) ◆八番(安岡明雄君) 承認第五号及び議案第六十号中、文教民生委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第五号の関係部分について申し上げます。歳出十款教育費は一億三千二百七十四万九千円の減額で、この内容は、浅内小学校校舎・屋内体育館建設事業費について専決処分したものであります。 審査の過程において、学校建設事業であっても仮排水対策等の工事は補助対象ではないのか、との質疑があり、当局から、建設用地の造成工事は補助対象になっておらず、同様に仮排水対策等工事についても補助対象となっていない、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出十款教育費は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十号の関係部分について申し上げます。 まず、歳出三款民生費は二千六百八十八万七千円の追加で、この主な内容は、すこやか子育て支援事業費、法人保育所運営費補助金、認可保育所運営費の追加であります。 審査の過程において、子育てに係る県の経済的支援策の見直しについて触れられ、当局から、県では第一子ゼロ歳児及び第三子以降の乳幼児の保育料を無料として支援してきたが依然として出生率が伸びない中、所得制限は設けるものの出産順位にかかわらずすべての児童に対して幅広く支援することでその効果を出そうとするものである。特例措置や経過措置を設け子育て世帯の経済的負担に配慮されているものと考え、現段階では市独自に軽減策は考えていない。乳幼児医療費助成事業については、少子化傾向に歯止めをかける意味でも秋田県市長会を通じて県に対し所得制限の緩和を要望している。市独自で現行どおり無料とした場合、一般財源ベースで約四千五百万円、さらに所得制限を撤廃した場合は約八千万円が必要となることから財政状況も見ながら、また、二ツ井町においては所得制限の緩和措置を設けていることから合併協議の中でも検討してまいりたい、との答弁があったのであります。 また、障害児保育事業費補助金の追加について触れられ、当局から、これは特別児童扶養手当の支給対象になっている障害児を保育する法人保育所に対して保育士等の経費を補助するものである。対象児童が一人から四人にふえ、一人当たり一カ月につき七万二千二百円の十二カ月分を追加するものである、との答弁があったのであります。 また、職員の衛生管理について触れられ、当局から、市役所全体として産業医による講演会や健康相談等を実施するほか、管理職員は時間外勤務の状況等を常に把握し、一人の職員に業務が集中することのないよう労務管理の徹底や職場環境に配慮するよう努めることとしている。また、朝礼やミーティング等を行って業務内容の確認をしたり、職員同士の連携を密にしてコミュニケーションを図るようにしている、との答弁があったのであります。 次に、四款衛生費は千六百四十三万三千円の追加で、この内容は、国民健康保険事業特別会計への繰出金の追加であります。 次に、十款教育費は五千三百四十九万三千円の追加で、この主な内容は、常盤小学校グラウンド等整備事業費(道路付替分)、浅内小学校外構・グラウンド実施設計委託費等、すこやか子育て支援事業費の追加であります。 審査の過程において、奨学基金に井坂奨学会から寄附があったことについて触れられ、当局から、財団法人井坂奨学会は大正十年に設立されたが、解散することに伴ってその残余財産の二百四十八万九千九百四十一円を寄附していただいたものである。郷土の偉人である井坂直幹の精神を十分引き継ぎ、機会をとらえて市民や奨学生にその趣旨を伝えながら奨学金制度を運用していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、小中学校に設置しようとするインターホンの効果としてはどのようなものを考えているか、との質疑があり、当局から、玄関と職員室間で来校者をモニターで確認し、不審者の侵入を未然に防ぐものである。万が一にも不審者と思われる場合は複数の職員で事前に対応することもできるし、このことを周知することで抑制効果も考えられる、との答弁があったのであります。 また、登下校時の安全確保はどのように取り組んでいるのか、との質疑があり、当局から、各学校では主な通学路を指定しており、教育委員会が各学校からの通学路の状況や危険箇所についての報告をもとに、ガードレール、街灯の設置などの改善に取り組んでいる。また、地域のボランティア等によるパトロールが広まったことや教職員が校外巡視を実施しているほか、昨年度に郵便局やハイヤー協会へ巡回の際に児童生徒の不安な様子を見かけたら、警察への通報や学校への情報提供をお願いしている。児童生徒には防犯ブザーの携帯やできるだけ一人で登下校しないよう指導している、との答弁があったのであります。 また、耐震化優先度調査について触れられ、当局から、対象となる学校は第二小学校、第三小学校、向能代小学校、鶴形小学校の四校だが、渟城三校の統合に伴い第二小学校を除き三校で実施する予定である。耐震化優先度調査の対象とならない木造の第四小学校と日影小学校については、別に耐力度調査を実施していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、学校支援ボランティア活動員の具体的な活動内容はどういったものを想定しているのか、との質疑があり、当局から、登下校時の児童生徒の安全確認のほか授業のサポート、郷土芸能や部活動の指導、校地内の環境や施設整備など幅広く募集していきたい。一校当たりを十名として、実際の活動は二学期以降になると考えている。保護者へは児童生徒を通して文書で通知するほか、広報や各学校の配布物等を活用して周知を図り、応募された方とは教育委員会が面接を行うこととしている、との答弁があったのであります。 また、常盤小学校グラウンド等整備事業費に市道のつけかえ工事費が計上されているが、発注はいつごろの予定か。また、この予算内で工事は完成できるのか、との質疑があり、当局から、八月中旬には発注できるように進めている。市道のつけかえはグラウンド整備工事と一緒に実施することで経費の削減を図り、予算内での完成ができると考えている、との答弁があったのであります。 また、留守家庭児童会の業務委託契約について触れられ、当局から、第五小学校区の留守家庭児童会については再募集しているところであるが、現在委託している法人から次の事業者が決定し業務を引き継ぐまでは児童に影響を及ぼさないよう責任をもって業務を行う旨の確約をいただいている。また、今回の委託条件には「在籍する児童を考慮し不安を与えないために現指導員二名を継続して雇用すること」をつけ加えている。委託募集の説明会には三事業者の出席があり、今月二十日までに申し込みを受け付け、その後、審査委員会において能代市留守家庭児童会事業実施要綱や能代市留守家庭児童会事業要領等に基づき基準点を設け審査し、クリアした上位の事業者と業務委託契約することになる、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出三款民生費、四款衛生費、十款教育費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) 次に、環境産業委員長 薩摩 博君。     (環境産業委員長 薩摩 博君 登壇)(拍手) ◆七番(薩摩博君) 承認第七号及び議案第六十号中、環境産業委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第七号の関係部分について申し上げます。歳出十一款災害復旧費は千五百四十七万一千円の計上で、この内容は、融雪により被害を受けた林業施設の復旧に要する経費であります。 審査の結果、歳出十一款災害復旧費は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十号の関係部分について申し上げます。 まず、歳出六款農林水産業費は二十九万三千円の減額で、この内容は、標準小作料改定事業費、担い手育成総合支援事業費補助金の計上と農業経営体活性化事業費の減額であります。 審査の過程において、標準小作料を十二月をめどに改定するとのことであるが、二ツ井町との合併を考慮しての改定か、との質疑があり、当局から、現在の能代の小作料は、平成十三年一月に改定したもので、四年あまり経過している。近年の米価を含む農産物価格や生産費の現状を踏まえ、より実情にあった小作料を設定すべきと考えている。また、二ツ井町との合併を控えており、標準小作料のすり合わせが必要となる、との答弁があったのであります。 また、担い手育成総合支援事業費補助金について触れられ、当局から、国の補助金が交付金制度に変更になり、交付金は、直接協議会に交付されることになった。市はこれまで補助金と一般財源で対応していたが、今回からは能代市地域担い手育成総合支援協議会に補助金で支援することになった、との答弁があったのであります。 次に、七款商工費は七百十九万三千円の追加で、この主な内容は、循環型社会形成事業費、能代フィルムコミッション補助金の計上、TMO運営費等補助金の追加であります。 審査の過程において、循環型社会形成事業費の市民活動事業補助金の交付先について触れられ、当局から、補助団体はあくまでも市民団体で、例えば、コンポストに取り組むグループ、資源リサイクル製品の使用を推進しようとするグループ、トレーや廃油の回収をしながらリサイクルする団体、生ごみの堆肥化に取り組むグループなどを考えている、との答弁があったのであります。 また、汚泥等活用調査委託の調査内容と委託先について触れられ、当局から、地域の汚泥がどのようにリサイクルできるかトータル的に調査したいと考えている。調査先は、公的な団体にお願いし、複数案を出していただきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、リサイクルビジネスに対する振興策など特別な施策は考えているのか、との質疑があり、当局から、リサイクル産業に特化した優遇策は考えていない。市では、現在の誘致企業等への優遇策で対応できる、との答弁があったのであります。 また、これまでゴミの減量化やリサイクル化を進めてきたが、これらの事業の検証や今回の事業との兼ね合いについて質疑があり、当局から、国内では一般廃棄物、産業廃棄物含めてのリサイクル率が非常に低かった。そういう中で廃棄物処理施設の立地が非常に困難な状況にあり、加えて不法投棄が非常にふえている。環境の負荷を減らすためにはリサイクルを進めながら循環型社会を形成する必要があり、生ごみ、汚泥、農業系廃棄物、木材などがあるが、市としては率先的に循環型社会形成に向けて取り組みたい、との答弁があったのであります。 また、終末処理場の最終汚泥の処理については、過去にいろいろ議論されてきて、商品化にはならない。またそれよりはむしろ廃棄処分の方が安上がりだという説明も聞いてきたが、今その認識は変わったのか、との質疑があり、当局から、終末処理場の汚泥の活用としては、発酵肥料、堆肥、土壌改良剤、セメント等への利用、ボイラー燃料など、いろいろな利用の仕方が出てきている。ただ、市として何ができるのかとなるとある程度絞られると思うが、最近の技術的な進歩もあるので、今回の調査の中で検討したい、との答弁があったのであります。 また、汚泥の発生状況、発生量は平成三年、四年当時と比べ、新たな産業育成や創出を考えた場合、量的に対応できるのか。また、汚泥処理を一貫して自前で処理してきた市の方針が変わるということなのか、との質疑があり、当局から、下水道終末処理場の汚泥の発生量は一日約三・八トン、年間で千四百トンほどの見込みである。平成三年、四年当時は先進的な事例も少なく、産業廃棄物としての埋め立て処分が一つの方向づけであったが、リサイクルに対する技術の進歩もあることから、今回の調査は成分の分析も含め、製品化に向かうための一つの調査と位置づけ、汚泥の活用等について調査していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、汚泥の処理で事業化、商品化の動きがあった場合、事業を展開しようとする民間の方がいるのかどうか、との質疑があり、当局から、事業化、商品化の可能性があるかどうかの調査であり、コスト面が民間参入の分岐点になると思われるが、現時点ではコスト面のデータが無いため、民間参入についてはまだ十分見きわめがつかない状況である、との答弁があったのであります。 また、資源循環型社会形成に積極的に取り組むのであれば当初予算に計上するべきではなかったのか、また、担当配置の妥当性について質疑があり、当局から、平成十六年度がリサイクル産業に向けた最初の年だと考えている。新たなリサイクル企業の進出やエコタウンソフト事業に取り組んだ結果、市民の盛り上がりが非常にあったと感じている。今年度、全市的なリサイクルの取り組みのため新たに担当を配置し、循環型社会を構築する際の行政コストの削減など、新しい視点で行政としての役割、市民の役割、事業者の役割などを四月から検討し、補正でお願いしたものであり、来るべき循環型社会の構築を目指していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、TMO運営費補助金の内容について触れられ、当局から、事業実施主体は、TMO能代で実際に活動するのは特定非営利活動法人白神ネットとなっている。事業内容は、中心市街地の空き店舗空き家等の利活用を促進するため、能代山本の広域エリアにある特産物を集めたアンテナショップの開設とその特産品をインターネット等で販売する通信販売システムの構築である。事業費総額は五百八十万円で、そのうち県の平成十七年度中心市街地商業活性化推進事業補助金は五百万円で補助決定が来ている。自己資金は四十万円、市補助金は四十万円である、との答弁があったのであります。 また、まちづくりに関する基本的なスタンスとスケジュールについて質疑があり、当局から、まだ具体的な施策はできていないが、これからのまちづくりは住民を主体として行政、商業団体、商工会議所、これらが一体となって取り組まなければならないと考えている。また、庁内に政策課題検討・推進庁内会議中心市街地活性化部会を立ち上げ、九月末をめどに検討を終え、今年中には市の基本的な方針を出し、その後、民間サイドとの意見交換を行いたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、能代フィルムコミッションの特徴と組織について触れられ、当局から、能代は自然環境と七夕などの文化が特徴となるが、さらに磨きをかけていく必要があると考えている。フィルムコミッション設立の目的は、経済的な波及効果を期待したものである。また、フィルムコミッションの基本的な要件は、非営利的で公的機関であることとなっている。これは国際フィルムコミッショナーズ協会の設立趣旨に規定されており、日本の場合もそれに準じて都道府県、市町村、観光連盟などで組織し運営されている。能代フィルムコミッションの事務局は商工港湾課内ということで引き受けている、との答弁があったのであります。 また、能代フィルムコミッション補助金について触れられ、当局から、能代フィルムコミッションでは総額三百六十五万円の予算を組んでいる。補助金の内訳は、秋田県からの地域きらめき発掘事業補助金が百万円、市が百万円となっている。予算総額から見ると補助金が多い状態であるが、これは初年度で記念イベント等の実施もあり、今年度は多い予算になっている。今後の補助金については、経常的にかかる費用として全国フィルムコミッションへの加入金十万円のほか、ホームページの更新、PR活動費で三十万円程度になるのではないかと考えている。また、能代フィルムコミッションは観光振興の一翼を担うことから、観光PRとあわせて旅行代理店や映画関係会社等に情報発信していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。 本予算のうち、七款商工費一項商工費二目商工振興費中循環型社会形成事業費の中の汚泥等活用調査委託については、資源循環型社会への取り組みについての必要性そのものは認めるものの、この調査分析後の民間移管や技術移転等の方策が明らかでないため、現時点での予算措置は適当と認めがたい、との意見があったのであります。 審査の結果、歳出六款農林水産業費、七款商工費は、多数をもって否決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) 次に、建設委員長 平野龍市君。     (建設委員長 平野龍市君 登壇)(拍手) ◆十六番(平野龍市君) 議案第六十号中、建設委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出八款土木費中、一項土木管理費は二十万九千円の追加、二項道路橋りょう費は九十五万一千円の減額で、この主な内容は、農業集落排水事業特別会計への繰出金と防雪柵設置事業費であります。 審査の過程において、農業集落排水事業の今後の見通しについて触れられ、当局から、現在七地区を農業集落排水事業の対象地区としており、現在は浜浅内地区だけを運営している。この事業は加入率一〇〇%でなければ取り組めないという前提があるが、費用対効果を考えると二千人規模が適当と考えている。ただし、加入率という問題があることから、農業集落排水事業が進まなければ浄化槽設置事業の導入という形になるのではないか。いずれ、公共下水道、農業集落排水、浄化槽の三つの事業を合わせて、生活排水処理計画の中で考えていかなければならない、との答弁があったのでありますが、これに対し、現在能代市が計画している農業集落排水事業区域の住民に説明し、納得を得た上で計画を見直すべきではないか。まさにそれが協働と納得のまちづくりなのではないのか、との質疑があり、当局から、過去に行政側からそういう働きかけをしたところ、費用もかかることなので地域として受け入れてくれないという状況もあったが、決して農業集落排水事業を推進しないということではなく、経費や採算面を考え、住民の意向を伺いながら生活排水処理という位置づけの中で検討していきたい、との答弁があったのであります。 また、農業集落排水事業地区の住民の意識高揚を図ることも是非必要ではないか、との質疑があり、当局から、説明不足の面もあったと思うが、地区住民への行政側のアプローチの方法等について、前向きに取り組んでまいりたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出八款土木費は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、本委員会における所管事務の調査の概要について申し上げます。 今定例会で報告された損害賠償の額の専決に関連し、道路のパトロールや対応の手順はどうなっているのか、との質疑があり、当局から、職員によるパトロールが第一で、早期発見・早期対応に努めている。今年は雪が多かったこともあり、昨年より二週間ほど早く道路の穴埋めに回ったほか、市内を三ブロックに分けて業者と通年の舗装契約をしており、それを同時に稼働させた。穴ぼこを発見したり、通報があれば即対応しているが、状況によっては補修材がすぐにはがれる場合もある。通報については、これまでも郵便局や自治会等にお願いしているが、情報収集のすそを広げる努力をしていきたい。また、舗装の耐用年数もあるため計画的な打ちかえやオーバーレイを実施していきたい、との答弁があったのであります。 また、市街地で常時除雪車が入る路線と入らない路線があるがどういう区分なのか、との質疑があり、当局から、除雪することにより苦情が寄せられる路線や除雪機械が入れない路線は除雪していない。自治会から要請があれば除雪路線への組み入れを現地調査の上検討する、との答弁があったのであります。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(大倉富士男君) ただいまの各委員長報告のうち、議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算に対しては、原田悦子さんほか二名から修正の動議が提出されました。この際、提出者の説明を求めます。十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算(第三号)に対する修正案について説明します。 本予算案にこのたび、追加計上されました歳出七款商工費一項商工費、二目商工振興費のうち循環型社会形成事業費の中の汚泥等活用調査委託については、その調査内容について「地域の汚泥がどのようにリサイクルできるかトータル的に調査したいと考えている」との、当局の答弁などがあり、資源循環型社会への取り組みについての必要性そのものは認めるものの、調査分析後の方策が見えず予算措置は認めがたいとする環境産業委員会における審査の経過、概要並びに結果について、ただいま委員長の報告がございました。 ラーメンの食べ残しも汚泥であり「地域の汚泥」のひとくくりに言っているのか提案者である当局の汚泥の概念とは何か、伝わりません。 一方、六月十五日に行われました本会議の議案付託の際、「汚泥等とは具体的に何か」の議員質疑に対する当局説明は、産業廃棄物として秋田県環境保全センターに最終処分している終末処理場から排出される下水道最終汚泥と、一般廃棄物として日影沢に最終処分している中央衛生処理場から排出されるし尿汚泥の堆肥化と利活用について、調査委託したいということでありました。 終末処理場の最終汚泥の活用については、市の事業でありますから「地域の汚泥」として、それはいろいろ議論され、検討し、積極的に取り組んでまいりました。 しかし、このたび当局説明のうち、し尿処理は能代山本広域市町村圏組合事業として広域で取り組んでおります。能代山本広域市町村圏組合事業を、簡単に能代市が「地域の汚泥」として予算措置して事業検討をしていいのかどうか。あるいは、事業検討をしなければならないのか。理由がわかりません。 それから、循環型社会形成事業の中の汚泥等活用調査に対する能代山本広域市町村圏組合の考え方はどうなのか。これもわかりません。 また、中央衛生処理場「旧処理施設」には平成十一年七月に起きた「新処理施設」の事故に伴って移送したし尿は、溜まったまま処理できず、大量に生々しく、どろりと熟成し、成分不安定化したおよそ三千七百立方メートルのし尿も、この予算措置の中で調査検討されていくのか不明であります。 次に、循環型社会形成事業の中の汚泥等活用調査は、組合事業として解体もままにならぬという現状打開、解決するための方策なのかどうかわかりません。旧処理施設のし尿処理、施設解体に対する能代山本広域市町村圏組合の考え方及びこの事業に参入してきている民間業者に対応する考え方、方向性がわかりません。 また、能代山本広域市町村圏組合は、旧処理施設のし尿処理のため、新処理施設の能力及び技術等設備の改良・改造について検討があるのかどうか、わかりません。 し尿は、市民の暮らしと一番密接な関係にあります。能代市が取り組んでいる終末処理場の最終汚泥の活用と同様、「地域の汚泥」として、いろいろ議論され、検討し、積極的に取り組むことを否定するものではありません。しかしながら、し尿処理にかかわることについては、能代山本広域市町村圏組合事業であることなども考慮して、もっと、慎重に取り運ぶべきではないかと考えます。 しかしながら、本予算のすべてを否決するには、市民の生活及び市政運営に重大な影響を与えることになります。したがいまして、歳出七款商工費一項商工費、二目商工振興費中の委託料二百三十一万円を減額し、同金額を十四款予備費一項予備費、一目予備費に追加するよう補正予算の修正を求めます。以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大倉富士男君) ただいまの各委員長報告及び修正案に対する質疑を行います。三番信太和子さん。 ◆三番(信太和子君) 質問の内容は修正に対する、提出提案者に対する質問でございます。汚泥に対して、調査に対して慎重に取り計らうべきであるということはそのとおりだと思いますけれども、実は昨日なんですけれども県の方に問い合わせをいたしました。実は秋田県建設交通部下水道課から、同じ秋田県の環境整備課に対して平成十七年三月三十日に通達が出ております。それは県環境保全センターの下水汚泥受け入れ見通しについてというお知らせです。その内容は汚泥等についてこのようになっております。「今後の下水汚泥の受け入れが非常に難しいとの見解が下水道課から環境整備課に示されました。そのことに関して市町村に通知いたします。」ということです。能代市に通知されたのは多分四月に入ってからだと思います。その日付が三月三十日でございますので。県環境保全センターでは、焼却灰の現状の受け入れはC地区というのは協和にあるセンターをブロックごとに分けております。そのC地区での受け入れ満了時期は平成十八年三月までとしております。要するに十七年度で満了するということです。二つ目として、有機汚泥の現状の受け入れはC地区での受け入れ満了時期は平成十七年十二月までとします、とあります。つまりことしいっぱいということになります。そこで整備中なんですけれども、現在整備中のD地区は平成十八年十月ごろ供用の予定ですが、今までのように下水汚泥を受け入れられるかどうかわからないということでした。そのような協議を県の課同士で協議した結果、今年度限りで下水道の受け入れはできないと市町村に通達したようです。結果どうなるのか現在調整中なのですが、能代市の下水道の汚泥はセンターに廃棄処分するという従来の方法を今考え直さなければいけない時期にきております。慎重に当たることはもちろん大切なことなのですけれども、汚泥に関してことしいっぱいの何か方策を見出さなければいけないという緊急な事態にきております。確かに汚泥とは何か、いろいろな質問があると思いますけれども説明不足であったのではないかということなのですが、なるほど説明不足の部分も否めません。 しかし、環境産業委員会は十六日の審査において午後二時半少し過ぎに一部の委員に何の知らせもないままに会が閉じられました。その時点で質問あるいは出すべき資料あるいは汚泥についての質問は十分にできたはずです。私は残念ながらその二時半に何ゆえに閉鎖されたのかわかりませんでした。十分に汚泥のその種類とは何かという質問に対してできることです。そのような質問をしておりましたね、汚泥とは何かの質疑に対して十分でないという質問がありました。確かにじっくりやるべきであり、当初予算でやるべきなのでしょうけれども、今能代市が抱えている問題、十二月までに方向性を見出さなければいけないという緊急性をどのように考えているのでしょうか。 それから、汚泥の調査のした先が見えないという、方向性がわからないという修正でした。方向性は調査をしなければわからない、一応リサイクルの方向にもっていくけれども、民間移管や技術移転等の方策が明らかではないというけれども、明らかである方がおかしいです。分析しなければわからないということです。今までの分析は汚泥として処理するための分析であり、これからの分析はリサイクルして商品化の可能性を探るための分析です。方策が見えてないのではなくて、方策はリサイクルあるいは商品化という明らかな方向が見えております。しかし、具体的にどのような民間にどのような技術移転をするかということは、今の段階で明らかにすること自体が私はおかしいと思います。 ○議長(大倉富士男君) 信太和子さん、個人の意見ではなく簡単に修正案に対して聞いてください。 ◆三番(信太和子君) 私は個人の意見を申し上げているのではなくて、今出した動議に対して問い合わせをしているのです。 ○議長(大倉富士男君) 委員会でやったのをどうとか、混同してやらないで、どこの部分でそうなのかと。 ◆三番(信太和子君) わかりました。し尿などの広域事業に対して、この分析が慎重であるべきであるということなんですけれども、確かに慎重であることは必要ですけれども、お聞きになっていらっしゃらないようなので再度申し上げます。平成十七年十二月までに今の汚泥はC地区での受け入れ満了がきております。ここわかっていただけますでしょうか。 ○議長(大倉富士男君) 信太和子さん、修正案に対してやってください。 ◆三番(信太和子君) ええ、質問です。今、緊急を要する汚泥処理の調査に関して否定的な意見でしたけれども、能代市が今抱えている問題を抱えますと、これは補正で予算化すべきだと私は思っております。今の動議は間違いであると私は考えており、今そのように意見を述べているわけですけれども・・・ ○議長(大倉富士男君) 信太和子さん、ちょっと待ってください。 ◆三番(信太和子君) 平成十七年十二月までの緊急な事態を要している今この時期に・・・ ○議長(大倉富士男君) ちょっと発言を控えてください。修正案に対する内容で質問してください。 ◆三番(信太和子君) そうしてるのですけれども。 ○議長(大倉富士男君) 私はこう思うとか、というのはだめなんですよ。 ◆三番(信太和子君) ですから十七年十二月というのは私が思っているものではなくて県が提出してくれた資料なんですけれども。 ○議長(大倉富士男君) あなたのお話ししているのは「私はそう思う」と言っているので、提案者に対してそれに対してあなたが質問してください。 ◆三番(信太和子君) だから、平成十七年十二月までに能代市として方策を出さなければいけない、それに対して慎重に扱ってこの予算を削減するということはどのように考えているのでしょうか、質問いたします。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) ただいま三番さんから修正に対する質問ということでお聞きいたしましたけれども、いろいろ述べられておりましたが、ことしで下水道を受け入れないとする、十二月までの下水道汚泥をどうするかということの質問だったと思いますけれども、私の方としては修正に対する質問だとは思いませんので、それでしたら当局の方にお問い合わせしていただきたいと思いますし、修正に対する説明は先ほど申し上げたとおりでございます。 ○議長(大倉富士男君) 三番信太和子さん。 ◆三番(信太和子君) 質問に答えていただけなかったことを残念に思いますので、再度質問させていただきます。汚泥処理の分析に対して慎重にならなければいけない、その具体的根拠は何なのでしょうか。その動議の非常に具体的なデータや情報がわかりません、示してください。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 具体的な根拠は何かということでございますが、私は先ほど修正の説明の中に、この事業は能代山本広域市町村圏組合事業として入っている、そのるる問題点を指摘しまして、その修正の説明としております。 ○議長(大倉富士男君) 三番信太和子さん。 ◆三番(信太和子君) こちらの質問の意図が伝わらなくて非常に残念です。慎重に取り組むということ、しかし、十二月に現に受け入れがストップするかもしれない可能性がある、そのことに対して慎重であること、それに対する質問を的確にお願いいたします。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 質問の趣旨がはっきり申し上げてわかりません。きちんと的確にお答えしていると思います。私はし尿処理にかかわること等については、能代山本広域市町村圏組合事業であることなどを考慮してもっと慎重に取り運ぶべきではないかと考えていると、このようにお話を申し上げたのでございます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 三番信太和子さん。 ◆三番(信太和子君) こちらの質問に的確に答えていませんので議事進行をかけました。 ○議長(大倉富士男君) ただいまの発言は議事進行と認められません。 他に質疑ございませんか。六番小林秀彦君。 ◆六番(小林秀彦君) 提案者に対して、委員会の方におりましたので提案者に対して質問をいたします。今、修正動議の理由について原田議員の方から述べられましたけれども、提案者の方々の中でも委員の方がおりました。原田議員が修正理由を述べた特に今、中央衛生処理場のし尿処理の問題についてもちろん広域でもございますけれども、今回の委員会でのいろいろなそちらの提案者の方からの質問ではそれに該当したような質問が見受けられませんでしたけれどもそれはどうしてでしょうか。提案者に対して質問いたします。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 私は環境産業委員会の委員ではございませんけれども、修正をしなければいけないのではないのかなという観点のもとで、提案者が意見を出し合ってこのようにしたまでのことです。委員会の委員長報告の中で盛られていないことについては私が言及するものは何もないと思います。 ○議長(大倉富士男君) 六番小林秀彦君。 ◆六番(小林秀彦君) 私は少なくとも委員会で出された反対の意見については先ほども述べられておりましたけれども、この調査分析後の民間移管や技術移転等の方策が明らかでないため、現時点での予算措置は適当と認めがたいと。ところが今、原田議員の説明によればその整合性に欠けるのではないですか。 ○議長(大倉富士男君) 六番さん、それで何を聞きたいのですか。整合性に欠ける、だから。 ◆六番(小林秀彦君) 整合性が合わないのではないかということですので、提案者に対して・・・、いいですか、そういうことです。議長、提案者は説明するとのことです。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) ただいま六番さんのところは環境産業委員会に御本人が入っているわけでございますけれども、委員長報告については御本人も確かめていることだと思います。私としては提案者として、委員長報告のほかにここのし尿処理にかかわる部分をつけ加えて修正の説明をしているところでございます。 委員長報告のほかに先ほどのつけ加えてという言葉が適切でないとすれば、加えてこれを修正の説明としているものです。 ○議長(大倉富士男君) 他に質疑ありませんか。十三番畠 貞一郎君。 ◆十三番(畠貞一郎君) 私の認識では、基本的に修正案が出たというのは環境産業委員会での審議が基本的な部分ではなかろうかなと、その審議過程がその修正案が出た一つの要因ではないかなと思います。環境産業委員会の中での、これは私は私だと言われればそれまででございますけれども、その際にこれは誰が申し上げたのか私はわかりませんけれども、「資源循環型社会への取り組みについての必要性そのものは認めるものの、その調査分析後の民間移管や技術移転等の方策は明らかでない現時点での予算措置は適当と認めがたい。」というのが反対理由でございました。今、修正案の提案理由を私もちょっとメモはしましたけれども・・・ ○議長(大倉富士男君) 畠 貞一郎君、どなたに質問されているのですか。 ◆十三番(畠貞一郎君) 原田議員に質問しているのです。今、途中経過を言っているだけです。能代山本広域市町村圏組合の汚泥の問題そのものが一番大きな理由になっているのでないかなと。それともう一つが、民間業者に対する市の方針が十分理解できていないと、まだ理解できないというのが二つの大きな理由でなかろうかと思いますけれども、その辺だけまず一点確認したいと思います。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 委員長報告がございましたけれども、提案者としてはこれに加えて修正案を出したということでございます。それ以上のものも以下のものもございません、説明のとおりでございます。 ○議長(大倉富士男君) 十三番畠 貞一郎君。 ◆十三番(畠貞一郎君) 今の答弁からいきますと、やはり委員会での協議が一つの母体になって修正案が出たというふうにも解釈できるわけです。それも委員会で出た反対討論、否決の理由も一つの理由だとするならば、委員会もそれぞれ皆さんと同じ会派の方々行ってますでしょうから、それぞれ御意見も述べましたでしょうし、いろいろな形で審議もなさいましたでしょうから、その部分も大きな修正をするための理由にはなっているだろうとは思います。ただもう一つ、能代山本広域市町村圏組合の件でございますけれども、確かにおっしゃるようにそれは能代山本広域市町村圏組合だと、一つ捨ててしまえばいいんじゃないかという話なのでしょうけれども、極端な話で、それはそれだという話なのでしょうけれども、下水道の汚泥は重要だけれども、能代山本広域市町村圏組合の汚泥は調査する必要もないし何もないというように私は聞こえるわけです。しかしながら、能代山本広域市町村圏組合に関しても能代市民のものが入っていないかというときちんと入っているわけです。それをどう利活用して、これからリサイクルとかそういった部分に活用できないかというものを調査するのが何が悪いのか私はよくわかりませんし、民間業者に対する考え方がわからないという部分においても、逆に今の調査段階において民間業者がどこだとか、例えばもうPFIがどうやるだとか、そういったものの決まった調査費の方が私は逆におかしいのではないかなと思います。今の段階で決まっていない、本当にこれからどうするのかという部分の調査費ということで私はつけられたものだと認識しておりますので、それを踏み込んだ形で理解していって、民間業者はどこになるのだという方が逆に私は考え方としておかしいしそれが修正理由になるとは思えません。御説明ください。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 十三番さんのただいまの御発言については、質問に該当するかどうかわかりません。十三番さんも長いこと議員をやっていらっしゃいますので、この広域圏組合事業というものと一般会計で運営している市がどうのこうのといえる事業体系ではないと私は思います。先ほど私がるる説明申し上げたとおりでございます、以上でございます。 ○議長(大倉富士男君) 十三番畠 貞一郎君。 ◆十三番(畠貞一郎君) 今、答弁漏れがあると思っておりますので、その民間業者に対する考え方がわからないという部分が逆に私にはわからないということです。言ってますよ。ですから、民間業者に対する考え方、今後の方針だとかそういった部分がよくわからないというのも一つの理由になってたのでしょうという部分を最初に聞いたら、その部分もあるというお答えをいただいたと私は認識しておりますので、民間業者に対する考え方という部分が今ここで出るのが逆に私は不自然だと思っているわけなのですけれども、それが一つの事由になるとは私は考えられませんし、それが修正の部分までいくとは私はちょっと考えにくいのですけれども、それは私の主観かもしれませんけれども。 それともう一つ、能代山本広域市町村圏組合に関して、能代市自体がかなりの部分のお金を出していることは確かでありますので、その部分の汚泥、先ほどの原田議員のお話を聞きますとまだ処理されていないものも随分残っていると、そういうお話を聞くとやはりこれは地域の問題として逆に私たちが取り組んでいかなければだめな問題だろうということで当局が予算づけしたのでないかなというふうに私は理解しております。ですからその辺については、これ修正されることによってそういった部分の影響が私は出てくるのではないかなと。原田議員の場合には随分長いこと産業廃棄物処理センターの問題をずっとやられてこられましたし、もちろんこの中でも一番廃棄物に対する思いは非常に強かろうと思います。そういう面を考えてもこの部分、逆に計画をおくらせるような修正案を出した部分は私は理解できないところであります。ですから、能代山本広域市町村圏組合の部分の私とあなたの認識の違いはあるでしょうけれども、私はこれについての調査費、下水道の部分もかなり大きい部分がありますので、その部分で修正するのは私は事由としては成り立たないと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) 答弁漏れがあったかもしれませんけれども、一つは下水道汚泥は受け入れるけれども、し尿処理はやらないのかというふうに聞こえているというお話しでございましたけれども、そういうことは一切私はこの説明の中では申し上げておりません。また、民間業者に関する対応の考え方は、能代山本広域市町村圏組合の考え方、方向性がわからないというふうに私は説明をしております。 ○議長(大倉富士男君) 他に質疑ありませんか。五番菊地時子さん。 簡単で結構ですけれども、私は理解するとか理解できないとかそういうことは・・・ ◆五番(菊地時子君) 質問する前からそういうことを言わないで、中身を言った時点で。簡単な質問です、わからないというかちょっと聞きたいのです、提案者にお尋ねいたします。今、汚泥等の事業費を商工費の部分から引いてそして予備費の部分に入っておりますけれども、本来であればこの事業費に対して反対の立場をとるのであれば予算そのものが歳入の部分からも消えなければいけないと思いますし、予備費にそのまま残しておくというのには何か理由があるのでしょうか。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) ただいま五番さんの質問は予備費に入れている理由だと思うのですけれども、そのようにとってお返事してよろしいでしょうか。委託料の二百三十一万円を減額だけにしますと、本予算の歳入歳出の総額が変わってしまうということもございます。総額を変えずに、市民の生活に重大な影響を与えることにないよう、また、当局の方にも影響しない方法として同金額を十四款予備費、一項予備費、一目予備費に追加するよう補正予算の修正を求めたものでございます。 ○議長(大倉富士男君) 五番菊地時子さん。 ◆五番(菊地時子君) 私もちょっと余りまだよくわかっていない部分もあると思うのですけれども、中身としてこの予備費のもつ、元来の予備費としての役割といいますか、それを補正予算全体を変えないためにここに除いたということなのですけれども、これは例えばそのままこれは当局になるのかわかりませんけれども、これからまた別な方向で使われていくというようなそういう方向の中身ではないのですね。ちょっとわからないのですけれども。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) ただいま五番さんの質問は予備費に寄せたはいいけれども、これから別の方向で使われてくるのではないのかなという趣旨での質問だと思いますけれども、それについては私がお答えできる範疇のものではございませんので当局の方とよく御相談なさっていただきたいと思います。 ○議長(大倉富士男君) 五番菊地時子さん。 ◆五番(菊地時子君) わかりました。私がちょっとお聞きしたかったのは、今皆さんのちょっと質問を聞いていて本当にこの修正案の提案理由も重ね合わせながら、最初予備費に計上したというのは本来の修正案の理由とちょっと違うように思ったのです。やはり予備費の中身と重ね合わせて、本来この事業費に反対するのであればここからはしっかりと除かなければいけないものであるのでないかなと、本来そういうものなのではないのかなということなので、そこのところは後深くは聞きませんけれども、そういうことでやはり同じような答えになるのかわかりませんけれども、提案者にそこのところもう一度聞きたいと思います。 ○議長(大倉富士男君) 十五番原田悦子さん。 ◆十五番(原田悦子君) ただいまの五番さんの質問は予備費への修正ではなくて減額するのが本筋ではないかという趣旨で訪ねられていると思いますけれども、予備費になぜ修正するのかということについては先ほど御説明申し上げたとおりでございます。 ○議長(大倉富士男君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので順次発言を許します。二十四番柳谷 渉君。 ◆二十四番(柳谷渉君) 議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算(第三号)に対する修正案について、反対の立場から討論を行います。今、子供や孫たちの未来のために、また、かけがえのない地球の未来のために循環型社会の早期実現に向けての取り組みの必要性が、地球的規模で叫ばれておりまして、また、その対策を求められております。二〇〇五年五月には循環型社会形成推進基本法が制定され、国の制度も大きく変わり始めています。 一方、本市においてもこれまで長年にわたって、廃棄物の問題については多額の費用を要しまして、頭を悩ませてきたところであります。このことは議員のみならず、広く市民も周知のことであります。このような時代の要請や社会の要請に基づいて、当局が今議会に提案した一般会計補正予算案における歳出七款商工費、一項商工費、二目商工振興費中の循環型社会形成事業費は、時宜を得た提案だと思います。 ただいま、三名の議員から出されました修正案は、循環型社会形成事業費五百二十三万六千円のうち、汚泥等活用調査委託費二百三十一万円を削除して、その全額を予備費として計上するよう求めているものでありますが、私はただいま質疑をるる聞かせていただきましたけれども、この修正案、提案の唯一最大の理由はやはり環境産業委員会での審議の過程にあったものだと理解しております。その委員会では、ただいま委員長御報告のとおり、汚泥等活用調査後の民間移管や技術移転の方策が明らかでない現時点での予算措置は認めがたいと、こう結論づけております。と同時に、しかしながら循環型社会の構築というものは必要なんだと、こうも言っております。 さて、民間移管や技術移転の問題は、汚泥等の利活用技術の確立後にじっくりと検討すべき問題であります。まず、どのような利活用ができるのか、技術的に可能なのか、そのことの調査を行うことが先決であります。また、ただいま提案者を代表されまして原田議員の方からは、広域圏組合にかかわる問題もあるというふうな御指摘がございました。確かに現状では広域事業の部分もございます。と同時に、しかし能代市終末処理場も我々は抱えておるわけでございます。また、広域の事業に対しては、その予算の圧倒的部分を当市が賄っているという現実もございます。冒頭に申し上げましたような社会情勢も含めまして、我々として一番重要なことはこの廃棄物の問題に対してどう立ち向かうのか、どう認識しこの問題にどう向き合うのかと、前向きに向かうのか、尻を向けるのか、この問題であります。このことが今最も問われております。加えて秋田県の方では、今後の秋田県環境保全センターにおける下水汚泥の受け入れの見通しについて大変厳しい姿勢を明らかにしております。本予算の緊急性を要するものであるということを思うべきであります。 以上のことから、私は議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算(第三号)に対する修正案に反対いたします。以上です。 ○議長(大倉富士男君) 次に一番後藤 健君。 ◆一番(後藤健君) 議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算(第三号)に対する修正動議に賛成の立場で討論をいたします。先ほど提案者は、資源循環型社会の取り組みについての必要性そのものは認めております。それを認めた上で、より具体的に細かな理由として大きく六つ詳しく反対の理由を述べてくださいました。全く同感であります。しかしながら、今後の市政運営に与える影響や、あるいは市民生活に重大な影響を及ぼすことのないように、この循環型社会形成事業費そのものすべてを否決するものではなく、先ほども述べられたとおり現時点で理解できない点、不明な点、わからない点が考えられるいわゆる二百三十一万円の汚泥の部分についてのみの否決の提案でありました。全くあらゆる方面に配慮した提案だと理解し、同感と感じ賛成するものであります。以上。 ○議長(大倉富士男君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。まず、議案第六十号平成十七年度能代市一般会計補正予算に対する原田悦子さんほか二名から提出された修正案について、起立により採決いたします。本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大倉富士男君) 起立多数であります。よって、修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は各委員長報告のとおり決しました。---------------------------------- △日程第一九 議案第六十四号人権擁護委員の候補者の推薦について ○議長(大倉富士男君) 日程第一九、議案第六十四号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第六十四号について御説明申し上げます。本案は人権擁護委員の候補者の推薦についてであります。現在委嘱されております小林絢子さんの任期が平成十七年九月三十日をもって満了となりますが、引き続き小林さんを候補者として推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。なお、小林さんは昭和六十一年九月に初めて委嘱され、現在六期目であります。以上よろしくお願いいたします。 ○議長(大倉富士男君) お諮りいたします。本案は委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。---------------------------------- △日程第二〇 議会議案第十号住民本位地方財政の確立に関する意見書提出について外一件 ○議長(大倉富士男君) 日程第二〇、議会議案第十号住民本位地方財政の確立に関する意見書提出について、日程第二一、議会議案第十一号地方六団体改革案の早期実現に関する意見書提出について、以上の二案を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。     (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。以上の二案は委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。以上の二案は原案どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の二案は原案どおり決しました。---------------------------------- △日程第二二 議会議案第十二号地方議会制度の充実強化に関する意見書提出について ○議長(大倉富士男君) 日程第二二、議会議案第十二号地方議会制度の充実強化に関する意見書提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。     (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり決しました。---------------------------------- △日程第二三 閉会中における常任委員会の所管事務の調査について ○議長(大倉富士男君) 日程第二三、閉会中における常任委員会の所管事務の調査についてを議題といたします。各常任委員長から、会議規則第百四条の規定により各常任委員会の所管事項のうち、お手元に配付した事項について、閉会中も調査したいとの申し出があります。 お諮りいたします。各常任委員長から申し出のあった所管事項を、各常任委員会における議会閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長から申し出のとおり決しました。 (別紙)     閉会中の継続調査の申し出について 各常任委員会は、その所管事務のうち別紙調査事項について、閉会中もなお継続調査を要するものと決定しましたので、会議規則第百四条の規定により申し出ます。       記 一、調査期間    委員の任期満了の日まで 二、調査事項    別紙       平成十七年六月二十一日              総務企画委員長 後藤 健              文教民生委員長 安岡明雄              環境産業委員長 薩摩 博              建設委員長   平野龍市 能代市議会議長 大倉富士男様 閉会中における常任委員会の所管事務調査事項 ●総務企画委員会  ◇行財政改革への取り組みについて  ◇各種事業における財源について  ◇公共事業の入札及び契約の適正化について  ◇まちづくりへの取り組みについて  ◇防災対策について  ◇新市における組織機構及び暫定予算について ●文教民生委員会  ◇学校教育、社会教育の基盤整備について  ◇文化及び体育の推進について  ◇国民健康保険及び老人保健医療の運営について  ◇介護保険の運営について  ◇老人福祉、児童福祉及び障害者福祉等の充実について  ◇次世代育成支援について ●環境産業委員会  ◇環境保全及び公害対策について  ◇一般廃棄物の収集及び処理対策について  ◇地場産業の振興について  ◇農業の経営基盤整備について  ◇商店街の活性化について  ◇広域的観光の促進について  ◇港湾の利活用推進について ●建設委員会  ◇市道の整備と除排雪対策について  ◇市営住宅の維持管理及び改築計画について  ◇都市整備の推進と公園の整備について  ◇生活排水処理対策事業の促進について  ◇水道の整備促進について---------------------------------- △日程第二四 閉会中における議会運営委員会の所管事務の調査について ○議長(大倉富士男君) 日程第二四、閉会中における議会運営委員会の所管事務の調査についてを議題といたします。議会運営委員長から、会議規則第百四条の規定により同委員会の所管事項のうち、お手元に配付した事項について、閉会中も調査したいとの申し出があります。 お諮りいたします。議会運営委員長から申し出のあった所管事項を、同委員会における議会閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員長から申し出のとおり決しました。 (別紙)     閉会中の継続調査の申し出について 議会運営委員会は、左記調査事項について、閉会中もなお継続調査を要するものと決定しましたので、会議規則第百四条の規定により申し出ます。       記 一、調査期間    委員の任期満了の日まで 二、調査事項    別紙       平成十七年六月二十一日              議会運営委員長 伊藤洋文 能代市議会議長 大倉富士男様 閉会中における議会運営委員会の継続調査案件  ◯議会の会期及び本会議・委員会の開議日時等について  ◯議会運営の効率化について  ◯調査機能の充実について  ◯二ツ井町との合併に向けた本会議運営等の調整事項について---------------------------------- ○議長(大倉富士男君) 本定例会は、提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。              午後三時二十四分 閉会    議長       渡辺芳勝    副議長      平野龍市    議長       大倉富士男    署名議員     畠 貞一郎    署名議員     伊藤洋文...